ABテストとは何ですか?
ABテストは、WEBマーケティング手法のひとつです。有名な手法ゆえ、その名を一度は耳にしたことがあるという人も多いことでしょう。そしてその具体的なテスト方法は簡単で、広告のバナーなどの画像をAとBの2パターンを用意してどちらが良い成果を出せるかを検証していく、というものです。なお、ABという名はついていますが必ず2パターンでなけらばならない決まりはなく、場合によっては3や4パターン、また検証自体を複数回行うことも多いです。
そんなABテストを実施する目的は、端的に言うとコンバージョン率やクリック率を最大化する、というものです。広告を配信するという行為自体当然ながら費用がかかります。その費用を少しでも有意義に使うために、本テストは重要です。その際にはいくつかのテストを繰り返し、どちらのパターンがコンバージョン率やクリック率の向上につながるかをひたすら検証し、その最大値化をできるだけ効率化していく、というのが本テストの最大の目的であり目標と言えます。
そんなABテストのテスト箇所としては、バナー内のテキストの文字数に差をつけるというものや、テキストそのものの、画像、広告文、ランディングページなどがあげられます。同じ訴求でも印象が変わるように言い回しを変えたものや全く違うデザインのバナーなどをその際には用意します。また、複数の訴求軸を用意してそれぞれに広告文を各3本程度用意するのもよくある実施方法です。そして用意したさまざまなパターンをひたすら試していき、その中から最善の勝ちパターンを探すのが本テストの基本です。なお、試験の実施期間目安としては、特に決まりはありません。ただ、あくまで目的は用意した2パターンに対する効果の違いを明確化することです。そのため、数値に明確な違いが生じるまでは経過を見ていくのがおすすめです。案件ごとの予算により配信ボリュームが異なるので、テスト結果がすぐ明確になるものばかりとは限りません。強いて言うなら短くても1週間は様子を見て、長くても1ヶ月を目安にその効果を確認するのが良いでしょう。
そんなABテストに際しては、テスト実施中はコンバージョン率やクリック率にひたすら着目します。また、実施後のすべきこともコンバージョン率やクリック率の高いものへの着目というのは変わりません。そしてそれら結果を踏まえ、改善方法を模索していくこともテストを実施した後にすべき重要な取り組みと言えます。